任意投稿タイプのスターターパターンを優先する

ユーザーが新しいコンテンツを作成する際、投稿タイプに関係なく、空のキャンバスに直面します。しかし、新しいコンテンツを作成する際に特定のタイプのパターンを優先するオプションがあることで、その体験は改善されます。ユーザーが新しいアイテムを作成するたびに、core/post-contentブロックタイプをサポートするパターンがウェブサイトに存在する場合、モーダルが表示されます。デフォルトでは、WordPressはこれらのパターンを含まないため、少なくとも2つの投稿コンテンツパターンが追加されない限り、モーダルは表示されません。

この機能を利用するには、パターンのブロックタイプにcore/post-contentを含める必要があります。そこから、パターンが表示される投稿タイプを投稿タイプオプションを通じて制御できます。新しい投稿を作成する際に表示されるパターンの例は次のとおりです。

  1. <?php
  2. /**
  3. * Title: New Event Announcement
  4. * Slug: twentytwentytwo/new-event-announcement
  5. * Block Types: core/post-content
  6. * Post Types: post
  7. * Categories: featured, text
  8. */
  9. ?>
  10. <!-- wp:heading {"lock":{"move":false,"remove":true}} -->
  11. <h2>Details</h2>
  12. <!-- /wp:heading -->
  13. <!-- wp:heading {"lock":{"move":false,"remove":true}} -->
  14. <h2>Directions</h2>
  15. <!-- /wp:heading -->
  16. <!-- wp:heading {"lock":{"move":false,"remove":true}} -->
  17. <h2>RSVP</h2>
  18. <!-- /wp:heading -->
  19. <!-- wp:paragraph {"lock":{"move":true,"remove":true}} -->
  20. <p>To RSVP, please join the #fse-outreach-experiment in Make Slack. </p>
  21. <!-- /wp:paragraph -->
  22. <!-- wp:buttons -->
  23. <div class="wp-block-buttons"><!-- wp:button {"lock":{"move":true,"remove":false}} -->
  24. <div class="wp-block-button"><a class="wp-block-button__link wp-element-button">Learn more</a></div>
  25. <!-- /wp:button --></div>
  26. <!-- /wp:buttons -->
  27. <!-- wp:cover {"useFeaturedImage":true,"dimRatio":80,"overlayColor":"primary","contentPosition":"center center","align":"full"} -->
  28. <div class="wp-block-cover alignfull"><span aria-hidden="true" class="wp-block-cover__background has-primary-background-color has-background-dim-80 has-background-dim"></span><div class="wp-block-cover__inner-container"><!-- wp:paragraph {"align":"center","placeholder":"Write titleā€¦","fontSize":"large"} -->
  29. <p class="has-text-align-center has-large-font-size">We hope to see you there!</p>
  30. <!-- /wp:paragraph --></div></div>
  31. <!-- /wp:cover -->

この機能についての詳細は、WordPress 6.0開発ノートのページ作成パターンおよびWordPress 6.1がこの機能をすべての投稿タイプに持ち込んだことに注意してくださいをお読みください。

テンプレート作成のためのスターターパターンを優先する

新しい投稿やページのためにパターンを優先するのと同様に、テンプレート作成プロセスにも同じ体験を追加できます。パターンが「templateTypes」プロパティをサポートすることを宣言すると、指定に一致するテンプレートが作成されるたびに、パターンが表示され、空の状態から始めるオプションや現在のテンプレートのフォールバックを使用するオプションが表示されます。デフォルトでは、WordPressはこれらのパターンを含まないため、

この機能を利用するには、パターンがtemplateTypesというプロパティを指定する必要があります。これは、パターンがフルコンテンツとして使用できるテンプレートを含む配列です。404テンプレートを作成する際に表示されるパターンの例は次のとおりです:

  1. register_block_pattern(
  2. 'wp-my-theme/404-template-pattern',
  3. array(
  4. 'title' => __( '404 Only template pattern', 'wp-my-theme' ),
  5. 'templateTypes' => array( '404' ),
  6. 'content' => '<!-- wp:paragraph {"align":"center","fontSize":"x-large"} --><p class="has-text-align-center has-x-large-font-size">404 pattern</p><!-- /wp:paragraph -->',
  7. )
  8. );

この機能についての詳細は、WordPress 6.3開発ノートの新しいテンプレートモーダルのパターンをお読みください。

パターンをロックする

ロックAPIに関する前のセクションで述べたように、パターン自体の側面をロックすることで、デザインの重要な側面を保持できます。こちらがさまざまなブロックが異なる方法でロックされたパターンの例です。これらのパターンは、エディター内で構築でき、ロックオプションを追加することもできます。その後、ドキュメントに従って登録します

パターンディレクトリから特定のパターンを優先する

WordPress 6.0では、テーマがtheme.jsonを通じてパターンディレクトリからパターンを登録できます。これを実現するために、テーマはtheme.jsonの新しいパターンのトップレベルキーを使用する必要があります。このフィールド内で、テーマはパターンディレクトリから登録するパターンをリストできます。パターンフィールドは、パターンディレクトリからのパターンスラグの配列です。パターンスラグは、パターンディレクトリの単一パターンビューのURLから抽出できます。例:このURL https://wordpress.org/patterns/pattern/partner-logos のスラグはpartner-logosです。

  1. {
  2. "patterns": [ "short-text-surrounded-by-round-images", "partner-logos" ]
  3. }

コンテンツクリエイターは、挿入ツールの「パターン」タブで、パターンディレクトリのカテゴリに一致するカテゴリの中からそれぞれのパターンを見つけることができます。

追加リソース