発見とクラスター形成
発見とクラスター形成プロセスは、ノードを発見し、マスターを選出し、クラスターを形成し、クラスターの状態が変更されるたびにその状態を公開する役割を担っています。
以下のプロセスと設定は、発見とクラスター形成の一部です:
- 発見
- 発見は、マスターが不明な場合、例えばノードが起動したばかりのときや前のマスターが故障したときに、ノードが互いに見つけ合うプロセスです。
- 定足数に基づく意思決定
- Elasticsearchが、いくつかのノードが利用できない場合でも、定足数に基づく投票メカニズムを使用して意思決定を行う方法です。
- 投票設定
- Elasticsearchが、ノードがクラスターに参加したり離れたりする際に、投票設定を自動的に更新する方法です。
- クラスターのブートストラップ
- Elasticsearchクラスターが初めて起動する際には、クラスターのブートストラップが必要です。開発モードでは、発見設定が構成されていない場合、これはノード自身によって自動的に行われます。この自動ブートストラッピングは本質的に安全でないため、本番モードでノードを実行するには、ブートストラッピングを明示的に構成する必要があります。
- マスター候補ノードの追加と削除
- クラスター内には少数の固定されたマスター候補ノードを持つことが推奨されており、マスター不適格ノードを追加および削除することでクラスターを拡張または縮小することが推奨されます。ただし、クラスターにマスター候補ノードを追加または削除することが望ましい状況もあります。このセクションでは、マスター候補ノードを追加または削除するプロセス、特に同時にマスター候補ノードの半数以上を削除する際に必要な追加手順について説明します。
- クラスター状態の公開
- クラスター状態の公開は、選出されたマスターノードがクラスター内の他のすべてのノードにクラスター状態を更新するプロセスです。
- クラスター障害検出
- Elasticsearchは、故障したノードを検出して削除するためにヘルスチェックを実行します。
- 設定
- ユーザーが発見、クラスター形成、マスター選出、障害検出プロセスに影響を与えることを可能にする設定があります。